ADHDのパターン
ADHDの脳が止まる7つのかたち。
ADHDはひとつのものではありません。今日あなたを止めているものは、昨日とは違うかもしれません。Resistaaは、この7つのパターンのどれが働いているかを見つけ、それに合わせて返答を変えます。
やることはわかっている。ただ、始められない。
どう感じるか
タスクを開く。見つめる。閉じる。また開く。これはただの回避ではありません。やろうと思うことと行動とのすき間が、目の前でそのまま現れているのです。
よくある例
- メールの下書きを1時間見つめたまま、ひと文字も打てない
- ブラウザで必要なページを開いているのに、それでも何もしない
- 1日じゅう頭の中でタスクを予行演習して、手はつけない
Resistaaの向き合い方
Resistaaは、タスクをひとつの、小さすぎるくらいの最初の行動に分けます。計画ではなく、脳が「うん」と言える一手だけです。
間違えることが破滅的に感じる。だから始めない。
どう感じるか
拒絶への過敏さがあると、失敗、批判、誰かをがっかりさせることの気持ちの重さが、始める前から圧倒的に感じられることがあります。悲観しているのではありません。人との関係で失うものが現実に感じられるので、始めることが安全でないように感じるのです。
よくある例
- 誤解されるかもしれないから、メッセージを送るのを避ける
- ミスが耐えられないと感じて、仕事を先延ばしにする
- 失敗するのは避けられないと感じて、始める前にあきらめる
Resistaaの向き合い方
Resistaaは、その怖さをはっきり言葉にし、失うものを小さくして、出来ばえではなく安心を軸にした行動を出します。
締め切りは来週。なのに、まだ現実に感じられない。
どう感じるか
ADHDは時間の感じ方に影響します。未来が現実に感じられず、「いま」と「いまじゃない」しか感じとれません。そのため、すぐの締め切りがないタスクは、ほとんど始められなくなります。大事ではないからではなく、抽象的な未来の結果から、脳が切迫感を作れないからです。
よくある例
- 1週間後に締め切りの大事なことが、12時間前まで現実に感じられない
- 何にどれくらいかかるかを、いつも短く見積もってしまう
- 時間の感覚を失って、始めるタイミングを逃してしまう
Resistaaの向き合い方
Resistaaは、行動をいまに結びつけます。「そのうちやるとき」ではなく、いますぐできる一歩です。
条件が完璧になるまで始められない。でも、完璧になることはない。
どう感じるか
ADHDの完璧主義は、高い基準の問題であることはめったにありません。姿を変えた不安です。完璧でないものは失敗に感じられるので、脳は始めるのを遅らせます。ちょうどいい瞬間、ちょうどいい気分、ちょうどいい時間の量を待つことが、まったく始められなくなるループになります。
よくある例
- 作業するかわりに、作業スペースを並べ替える
- タスクをやるかわりに、やり方を調べつづける
- 最初の試みが十分じゃなかったからと、何度もやり直す
Resistaaの向き合い方
Resistaaは、不完全な行動をはっきりよしとします。目指すのは始めることで、完璧に始めることではありません。
避けているのはタスクではなく、それがもたらす気持ち。
どう感じるか
タスクの中には、恥ずかしさ、気の重さ、退屈、悲しみといった気持ちの重さを抱えたものがあり、脳はそこから離れることを覚えてしまっています。回避はタスクそのものの問題ではなく、身につけた自分を守るパターンです。避ければ避けるほど、タスクはますます重くなります。
よくある例
- ストレスになるものが入っているかもしれないから、郵便物を開けない
- どうなるかを考えて、話し合いを避ける
- 弱い部分をさらけ出すことになるので、創作に手をつけない
Resistaaの向き合い方
Resistaaはまず気持ちを受けとめ、それから、気持ちの引き金に正面からぶつかるのではなく、それをよけて通れる行動を出します。
宙に浮いているものが多すぎて、すべてが止まる。
どう感じるか
ワーキングメモリ(脳が短いあいだ情報をとどめておく場所)は、ADHDで弱くなっていることがよくあります。同時に追いかけなければいけないものが多すぎると、仕組みが止まってしまいます。いくつものステップ、背景、優先順位を覚えておく必要があるタスクは、身動きがとれないものになります。
よくある例
- タスクの途中で、何をしていたかを忘れる
- すべてが同じくらい急ぎに感じて、優先順位をつけられない
- プロジェクトの糸を見失って、どこから再開すればいいかわからない
Resistaaの向き合い方
Resistaaはすべてをひとつにしぼりこみ、一歩前に出られるだけの頭の負担を取りのぞきます。
締め切りがあるときだけ動ける。なければ、何も始まらない。
どう感じるか
ADHDの脳の多くは、切迫感に強く反応します。本物の締め切り、目に見える失うもの、すぐに来る結果です。そのプレッシャーがないと、タスクがとても大事でも、始めることがしなくてもいいことのように感じられます。これは怠けではなく、動き出すことが外からのプレッシャーに頼っているパターンです。
よくある例
- ぎりぎりのプレッシャーがあるときだけ、はかどる
- 危機になって動かざるをえなくなるまで、ためこんでしまう
- 大切に思っているのに、なぜか始められない
Resistaaの向き合い方
Resistaaは、小さくて本物の最初の一手を作ります。作りものの危機を起こさずに、始めるのに足りるだけの切迫感を借りてきます。
「とにかく始めればいい」と言われ続けている人に、これを送ってください。